会長あいさつ

大分県交通安全協会会長の杉原正晴でございます。
皆様方には、平素から当協会の事業活動各般にわたりまして、深いご理解と温かいご支援・ご協力をいただいておりますことに、心より感謝と御礼を申し上げます。

当協会は、大分県民の交通安全に関する生涯教育を担う中核団体として、昭和30年9月に県知事の認可を得て設立し、以来、一貫して 「交通安全啓発、交通安全教育及び交通安全指導等の活動を通じ、地域住民の交通道徳及び交通安全思想の普及と交通秩序を確立し、誰も悲惨な交通事故の被害者にも加害者にもならないことを願いつつ、 安全安心な県民生活の実現に寄与する」ことを目的として活動している法人団体であります。


さて、県内の交通事故情勢を顧みますと、死者数はマイカーが広く普及した昭和35年頃から100人を超え、ピーク時は昭和47年の212人に達しておりましたが、 近年は死者数をはじめ発生件数、負傷者数の減少傾向が続き、中でも令和4年と令和5年の死者数は32人となり、2年連続で過去最少を記録しております。
これも一重に、これまで交通に携わる先人の方々が継続して安全教育活 動や啓発活動を献身的かつ積極的に展開してこられた成果であると確信しているところであります。


現在、私共は大分県が5年を周期として策定する「第11次大分県交通安全計 画」(R3~R7)の基本方針に基づき、令和7年度までに年間死者数を34人以下、 交通事故重傷者数220人以下を達成するため、 関係機関・団体等の皆様と連携しながら交通安全活動を展開しているところであります。
その活動の内容は、「優しいマナーと思いやりの運転県おおいた」をスローガンとし、
○ 死亡事故等重大事故の抑止
○ 高齢者とこどもの交通事故防止
○ 飲酒運転の根絶
の3点を活動の推進事項に掲げ、交通安全のすそのを広げる県民運動を推進して県民総ぐるみで、事故のない、安全で安心して暮らせる大分県の実現を目指しております。


皆様方におかれましては、引き続き当協会の事業活動等に対しまして、ご理解 とご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。